映画『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』

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どう見てもマイナーアメコミヒーロー映画の続編、しかも“ゴールデン・アーミー”という副題でB級感五割増し?…あまり客が入らないまま終わってしまうようだけど、とにかくいろんな意味で損しててもったいない。こんなにイマジネーションてんこ盛りで、破綻せずに成立してる映画はなかなかない。

『ブレイド2』のスピーディーなソードアクション、『パンズ・ラビリンス』の大人向けファンタジー感あふれるクリーチャー、そしてファンだという宮崎駿へのオマージュ“複数”あり、敵はDMCのクラウザーさん風!は関係無いぞ(意外とあったり?)…という、ある意味ギレルモ・デル・トロ監督の集大成的な映画。

普通の映画ってこんなにシーンあるっけか?というくらい様々なシーンがあって、それぞれなにかしら見せ場があって印象に残る。『グーニーズ』とか『ネバーエンディング・ストーリー』(の世代なんで…)のワクワク感に近いものがあるかも。ちびっとホラー風味は混じってるけど。

ヘルボーイにはトム・ウェイツとかブコウスキーみたいなイメージがあるんだけど、そういうハードボイルドかつ酔いどれ野郎?な雰囲気を“もっと”強調してもいいかも。たま〜にカワイイ、くらいの方が笑えるかな?と。半魚人のエイブは完璧。いいキャラだな〜。新登場のガス人間も笑えるw

映画「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」オフィシャルサイト

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WALL-E

非の打ち所なし!完璧!

今までに見たPIXER映画の中で一番好きだな(バグズ・ライフは未見)。WALL-E&EVEちゃん、その造形、動き、キャラとしての対比とか、絵も設定もストーリー展開もとにかくよくできてる。

何も知らずに何百年ももくもくと働くサビだらけのロボット…まさに『サイレントランニング』的な世界だけど、WALL-Eは感情があるところがちょっと違うかも。この冒頭シーケンスはいろんな意味で気合い入っていてすごい。はたらくくるま好き、廃墟好きにもたまらん!?

WALL-Eの真面目さとか収集癖とか優しくも哀しくて「俺かよ…」と男の共感をよぶ感じ。EVEちゃんの方は武装&コワモテで、一見女性っぽさは無いのにちゃんとカワイイ。ツンデレEVEちゃん。台詞なんて基本的にお互いの名前を呼び合ってるだけ(以外は二言三言)なのに、そこにあるわずかな表現力が逆に胸にぐさっとくる。EVEちゃんの悲しげな声はたまらん…WALL-E再起動シーンは泣ける。(ちなみに起動音はあれw)

フィギュア欲しくなってきた。キャラとしてはお掃除ロボM-O(モー)もいいけど、やはり主役の2体をペアで置いてあげたい気分。WALL-EはウェザリングしてEVEちゃんはツルツルに磨きたい。そういえばWALL-Eと同世代で大型のWALL-R(Rだったかな?)が働いてるんだけど、「全WALLシリーズ」の設定とかもあるんかな。

エンドロールはまさに圧倒的(と、町山さんも言ってたけど)。再び地上に降り立った人類+ロボットたちの“創世記”をを洞窟壁画からはじまる絵画表現の変遷で描いていき、最後はnamcoだかTAITOのゲーム風。歌はピーター・ガブリエル!表現としても彼のPVっぽかったりして、これはPガブがやってきた事へのオマージュでもあるのかなぁと、その辺でニヤッとしようかと思ったら…まさか!それ以前に“ジェネシス”で起用だったり!?どんだけ行き届いてんだPIXER!アホかっ!

バランスが今ひとつ?…実物を見た方がいいかな。

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映画『その土曜日、7時58分』

シドニー・ルメット監督作。とある兄弟が強盗を企てて…という犯罪モノ。現代的な設定を使いながらも昔ながらのハードボイルドな雰囲気が渋い!でも“カッコいい犯罪者”の話ではないんだけども。人間ドラマというか心理描写というか、だんだんと追い込まれていく緊張感がたまらんです。

時系列のシャッフルは大胆にやっているものの、全体的にはオーソドックスなつくり。でも演出が上手すぎる!全てがビシッと決まってて全くぶれが無い。そこから生まれる緊張感やらスピード感なんだろうな。キャスティングもいいし、その役者からさらに良い演技を引き出してると思う。オフィシャルサイトによると、徹底的にリハーサルをしてから撮影に入る、という制作スタイルらしい。

エンドロールを見ていたら「Panavision Genesis HD」という文字。こういう映画も今はデジタルなのね。普通にフィルムの質感に見えたけど。

タイトルが何か変な感じ。「その」って言うかな?
でも特徴的な邦題をつけたくなるのは何となくわかる。そんな映画。

その土曜日、7時58分 – オフィシャルサイト

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映画『僕らのミライへ逆回転』

ミシェル・ゴンドリー最新作。ほんと人となりが出てるというか、毎度心温まる、それでいてひねりのある、いい映画を撮ってくれる。今回は映画についての映画。80年代におバカ映画をを見て過ごした世代のための『ニュー・シネマ・パラダイス』(…とは全然違う)。

YouTubeにも沢山上がってるけど、“Sweded”(スウェーデン化?=この映画的には映画を勝手にリメイクすること)が楽しそう。子供の“ごっこ遊び”となにも変わらないわけで。もしかすると、それこそが映画の神髄というか映画製作そのものなのかもね。

フィルムのちらつきをシミュレートするための、扇風機?と合体させたカメラとか、古い車を再現するのに原寸大に拡大した写真を使ったりとか、ギャグでありながら撮れてる絵も結構らしくて面白い。その辺のアナログ的なセンスはさすが。ある意味、自主(or超B級)映画製作の参考にもなる映画?

原題は『Be Kind Rewind』。「巻き戻してご返却ください」という事か。そういえばそうだったなぁ…とは思いつつも、今は下手するとVHSテープを手渡されたら一瞬とまどいそうだ。まぁTSUTAYAに行けばまだいっぱい並んでるんだが。

しかしジャック・ブラックってのは“○○マニア”的な役がハマる役者だ。『ハイ・フィデリティ』とか『スクール・オブ・ロック』とか…ま、あの表情だけで、どんな役でも過剰なくらい“その役”になりそうだけど。面白いヤツ!

Be Kind Rewind
YouTube – bekindrewind さんのチャンネル

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