ふ・ざ・け・ん・な!
なんなんだこれは。シナリオが悪いのか、監督がバカなのか…わからん。結末をボカしてるから、次作で「実は…」的な展開もできるとは言え、この作品に関してははっきり言って不快。他にもジョン・コナーの発言/行動に少々カチンとくるところがあります(クリスチャン・ベールが微妙に合ってない気がする)。そういや「核」の扱いなんかもどこか引っかかる。
もちろん良い所もあります。カイルの少年時代は雰囲気や声がそれっぽいから『T1』に繋がる雰囲気が出てるし、巨大ターミネーターシップとか、戦闘機ターミネーターなどのいくつかのメカ、戦闘シーンは見応えあり。というか、オチまでは普通に楽しんで見てたんだけど…なぁ。と言いつつ、次も見るわけですが。
シリーズで初めて“審判の日”以降を舞台にした話なので、これまでの作品とは少し違う雰囲気。らしくないというか。でも同時に、「別にそこまで縛られなくてもいいんだよ…」と言いたくなるくらい過去作へのオマージュ的なシーンがあったりして、その辺はまぁ良し悪しあれどニヤッとできるし、見所でもあります。
雰囲気的に、確実に連想してしまうのが『マトリックス』。機械VS人間の構図が近いのもあって、かなり似てます。というよりむしろパーフェクトにお株を奪われてしまったので、『ターミネーター』側が無理して方向転換したところもあるんじゃないかと。
熱血漢カーク船長とクールなMr.スポック…ある意味すごく普通の設定だし、それが出会って衝突して最後には仲間に…というものすごく定番なお話。でもこれがすんげ〜面白い。オリジナルのクルー達が一人ひとりエピソード付きで登場していくという、丁寧さもいい。そして全員そろったところで「宇宙、そこは最後のフロンティア…」…って最高じゃねーかちきしょー!はやく続きが見たい!(作るよね?)
スタートレックって敵の描写はけっこう浅いのが常だけど(基本的には“我々”が未知の相手とコンタクトする話なんだから当然)、その辺は今回も同じ。でもそこにスター俳優エリック・バナを持ってきたりとか、全体的にキャスティングがすごく上手くいってると思う。特にマッコイ役の人最高(と思ったらロード・オブ・ザ・リングに出てた人か!)。
あと、レナード・ニモイを本人役で(ってどっちが本人よ?)キャスティングできる話にしてあるところとか、それでいてオリジナルとの矛盾が起きない設定だとか、トータルですごく練られてる映画だと思った。スタートレック映画ってなにげにどれも出来が良かったりするけど、この映画も「STAR TREK」という名を冠して恥ずかしくない一本になってるんじゃないかと思う。
あ、でもロミュラン人はもうちょっとロミュラン人っぽくてもいいかも?性格とか。
一番好きなシーンは生身で大気圏突入するところ。あのシーンはシビれる!
ウィノナ・ライダーが出てたのはエンドロールまで気づかず。
インドのスラムを「舞台」にした純愛ラブストーリー。かと言って嘘っぽいわけでもないけど、特に問題提起とかメッセージ性みたいなものは無い。まぁ結果的に、普遍的というか、アカデミー賞的というか、要は単純にオモロいお話になってる。細部をつついたりする必要は全くない、楽しめる映画。
舞台が本物である事は「映像のパワフルさ」の方に効いていると思う。言い方は悪いけど、本物のスラムはそれだけで絵になるというか。そこにイギリス人のビジュアルセンス(?)も合わさって、まだ当事者には見えてない絵になってんじゃないかな。画質の荒さは機材的なものだと思うけど、そういう“撮りっぱなし感”みたいなのも含めて、いい感じだと思う。
音楽的にもイギリス+インドが違和感なくハマってる。昔からこの辺の音楽とダンスミュージックの融合は盛んだもんな。
主人公の兄貴がスリラーのころのマイケル・ジャクソンみたいでカッコいい!
うなるイーストウッド。この頑固オヤジ…最高すぎる。
一見シンプル、それでいていろんなものが織り込まれていて、見れば何か残るものがある映画だと思う。で、実はかなり笑える映画でもあったりする(だからこそ泣けるわけだね)。今回で俳優引退(?)というのは無関係かもしれないけど、なんとなく過去のイーストウッド映画がフラッシュバックして見えてくる感じもある。
しかし改めて、移民だけの国ってのはすごいもんだ。つうかどこの世紀末よ!…なんて言ってられる状況じゃないか、日本も。でもアメリカはどこまでいってもアメリカ、という気もする。国の性格というのはそうそう変わるもんじゃないのかもしれない。
その辺、わりと人間とか関係なくて、その国が持つシステムとかハードを「実行」したときに、自動的に決まってくるもんなんじゃないかな。なんというか、ヒトを構成する分子がそっくり入れ替わっても、それによって病気や怪我が治ったりしないように、構成要素が入れ替わっても国の性格は維持される、と。根拠はない。
で、そうだとすると?…いずれ日本が移民だらけの国になった時、それでも日本らしさは変わらず維持しているかもしれない…そんな事を考えてみた。どうだろうなぁ。まあ一応、その状況をイマジンする事はできるけど。はてさて。
象徴として使われているアメ車、グラン・トリノもカッコいい。アメ車はアメ車でいいんだよな。BIG3は一度、“超クルマ好き”の誰かにまかせてみたらどうだろう。ブランドブランド言うけど、もはやあのバッジが何かを表しているようには見えないよ。誰かがスピリットを注入しないと!