ステンシル・グラフィティの第一人者、Banksyの作品集。久々にAmazonにて購入。たしか今年の春先あたり、円高の影響で2200円くらい(もしかしたら1000円台?)まで下がってましたが、ウォッチしすぎて買い時を逃しました…チキショ〜。現在3000円。ソフトカバーはもちっと安いですね。
型紙を用意しておいて、街角の壁にそれをあてがい、スプレーを吹き付ける…個性が出にくそうなステンシルだけど、なにより上手いし、この人なりのタッチは確立されてるし、単純にグラフィックとしてすごく格好いい。でもそれ以上に、独立した絵というよりも、あくまで周囲を巻き込んだ形での作品になっているところが面白い。それぞれにメッセージがあるし、思わず笑っちゃうくらい可笑しい。良い悪いは置いといて、ものすごく「有効」な作品。最高です。
幕末あたりで有名な勝海舟が隠居してから、新聞とかに語りちらかした放談集みたいな本だヨ。ちょっと幕末のイメージが変わるというか、オイオイ、昔も大して変わらんノー、なんて思うだらうヨ。
おれは幕末とか全然くわしくないけど面白かったし、むかし勉強したことも多少は思い出した気がするヨ。マーいちいち簡単な脚注はあるし、なんとなくで読めちゃうヨ。
文庫ではあるけど、こんな文体とか、たまーに漢文があったりとかで、読むのに意外と時間はかかるヨ。でもこの文体、慣れると案外いいんだナー。勝サンと話してるような気分になってくるヨ(ちと大げさだネ)。
この本はずっと風呂だけで読んでいたんだが(って毎日じゃないヨ)、そんなこんなで読み終わるのに1ヶ月くらいかかった気がするノー。おかげでフニャフニャだヨ。ア、ハ、ハ、ハ。

「文字」をテーマにした13本の講演をおこした本。語り口調&分量的にも適量なので読みやすいし、それぞれが違う切り口なので飽きずに読めます。ちょっと高いけど、読んでみると普通にそれくらいという感じ。
内容としては、全てのローマン体の原型であるトラヤヌス帝の碑文について、Gill Sansを作った彫刻家エリック・ギルの話、もともとは筆記体とも言える「ひらがな」をどうやって四角に収めたか…みたいなアカデミック路線がやはり面白い。あとは、タイプデザイナーやAdobeの人の話、グラフィックデザイナーの事例っぽい話、などなど。
最近タイポグラフィ関連の書籍、特集を組む雑誌が多い気がする。広告というものが転換期を迎えつつあることで、いまいちどデザインの原点を見つめてみよう、ということかな。Webの方もHTML5やCSS3によって少しは表現力がアップしそうだし、印刷物とは別物なりに「文字」の存在感が上がるのは間違いない。楽しみだね。
タイトルの文字組みが見れば見るほど不思議…う〜む。ひょっとして…釣り? まぁ日本刀の「刃」と「柄」のようなパワーバランスなのかな、とは考えられるけど…ある種のトラップというか、何やら得体のしれない、不気味なものを感じる。おそろしやw
ディープではないけど網羅してるというか、大まかに「パンク文化の流れ」みたいなものをつかめる本。ある意味“メタルとの交尾”の話なんだけど、パンク側の視点からうまく切ってある。しかし聴いてないバンド、まだまだいっぱいあるなぁ…今まで全く通らなかった音(Oiとかクラスとか)も少しかじってみよう。
かなり“ロックな文体”なので、印象的なフレーズがポンポン飛び出してきて笑えます。“死臭で蘇生するアンダーグラウンドの凶悪メタル・バンドの生き血を吸ったサウンド”とか。あと、ジャンル名、バンド名、曲名やらでカタカナの量が半端じゃなくて、ある程度は音が想像できないと読むのがツラそう。
まぁ今はGoogle/YouTubeという強い見方があるから大丈夫かな。というか、この本をテキストにして、載ってるバンド名を片っ端からYouTubeで見ていったら一夜にして(は量的に無理だけど)パンク博士になれそうだ。
その昔『DOLL』を読んでいたころは、行川氏の推すバンドが自分の好みと合ってたのもあって、レビューとかも一番(?)信用してました。最近はもう音楽雑誌、特に新譜レビューの重要性は下がってしまったけど、それでも“プロのロック評論”はやっぱり普通に読みたいと思う…たぶん。少なくともWeb上にあれば。
山崎氏のブログは笑えるw ピャウ