映画『アキレスと亀』

けっこう笑える。最後泣ける。それはオチの優しさにほろっとさせられるってのもあるけど、クリエイティブを志したことのある人間、そのうえいつまでたっても全然変われないヤツ!(誰だ?)であればまた違った余韻があるはず。そういやスティーブ・ジョブズが”Stay Hungry,Stay Foolish”って言ってたっけ。結果無しで最後までバカでいられるほどバカかどうかは結果のみぞ知る、だな。なんのこっちゃ。というか結果出せって?
ドラマなのか?コメディなのか??悲惨さで笑わせる話というか、ある意味不謹慎なシーンは多いけど、それを上回る鋭さや優しさがある。で、それをドラマとコメディの境界線上にほっぽりだしたようなところはあるかな。どう反応すりゃいいんだ!?みたいな。まぁ笑うんだけど。
作品内にオリジナルの絵だったり音楽だったりを登場させて、それをまた作品内で評価したりする映画というのは、“作品内作品に対する観客の評価”という不確定要素が出てきて、そのコントロールが難しいと思う。この映画の場合はその辺、わかりやす〜くダメな絵にすることで笑いの方向に持っていってる。そのかわり“北野武の本当の絵”とは違う感じで、こりゃ良い絵だ!っていう絵はあんまり出てこない。
劇中に何回かとスタッフロールに使われていた毛筆の字が良かった。
書家/アーティスト 柿沼康二 公式サイト


