森美術館『英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展』

“あの牛”を一度見ておこう、ということで『英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展』に駆け込みで行ってきた。いくつか良い作品はあったけど、やはりデミアン・ハーストの牛さん。見た目のインパクトはもちろん、誰が見てもなんらかの問いかけがあるだろう良い作品でした。

結構混雑していたので、この作品的にはもうちょっと緊張感のある空間が合うなぁ、とは思ったかな。“牛の間”を並んで順番に通ったりしたんだけれど、その光景には生や死という元々のテーマとは違うものをふと感じてしまったりして。食物連鎖とかそっちの方向。

その方向でいくと、クジラの死体を丸ごとプラスティネーションしてウォークスルー可能にする、というのはどうだろう?ありも無しもねぇよバカ!…って事もないと思うんだけど。技術的に可能とすると、動物を丸ごと建築の構造として使えるという事にもなるな。植物だったら昔からやってることかもしれない。

ターナー賞は1984年に始まったイギリスの現代美術の賞で、近年は普通の人にも広く認知されているらしい。「表現方法にかかわらずノミネートされた候補者の中から、たった一人を選ぶ」というわかりやすさがポイントなんだろうな。その年の象徴みたいな作品ができることで、現代美術みたいなワケのわからん世界も見晴らしが良くなる、と。

そういえば、映画『ザ・セル』で馬を輪切りにしてたターセム監督の新作『落下の王国』が9月公開。今回もすごい映像を見せてくれそうで期待大!

森美術館

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