その他、今年読んだ本
今年読んだけどエントリに上げなかった本。全部ではないけど。
スローターハウス5/カート・ヴォネガット・ジュニア
自身の従軍体験をベースにしたSF作品。主人公は時間軸を行き来しながら、へなちょこな兵士だったり、宇宙人に連れ去られたり、事業が成功して金持ちだったりする。
全ての事象はすでにタイムライン上にあって、時間というのはその上を動く再生ヘッドのようなものだったり?…って想像は誰でも一度はした事あると思うけど、OSX10.5 Leopardのバックアップソリューション、TimeMachineのインターフェースを見た時、これをバックアップとは呼ばず、時間軸方向のファイルシステムと考えたら、何か違った進化をとげるのでは?と思った。
ある島の可能性/ミシェル・ウエルベック
SFのような、そうでないような。一つ一つの文章が研ぎすまされていて、静かなんだけど張りつめた空気感が素晴らしかった。訳が良いのもあるだろうな。有名作家らしいがこりゃ確かにすごい…などと思っていたら一冊持ってた(「プラットフォーム」)。覚えてねぇ…という事は借り物か。
ミノタウロス/佐藤亜紀
20世紀初頭のロシア…この辺学校で習ったっけ?的な、何だかよくわからない時代の物語。落ちぶれた農民くずれや兵隊くずれたちが略奪しあったり殺し合ったり..しかもロシアのど田舎で..という聞いただけで超泥臭そうな世界がすごいパワーで描かれてる。
祖先の物語【上】/リチャード・ドーキンス
いわゆる生命の樹を人類を起点に遡っていく、というコンセプトで書かれた“逆”生物史。そこから普通に想像するものとは結構違う事になっていて、ほ〜視点が違うとこうなるのか、という面白さがある。【下】は未読。というか図書館で何度借りても読むヒマが無くて一時停止状態。古本屋で買うかなぁ。
ミサイルマン/平山 夢明
内容はほぼ忘れてしまったが、すごく面白かった。ダメダメ感想文だな。表紙はポーランドの画家、ベクシンスキー!この人の画集はそのうち欲しい。所有するのは恐ろしい気もするが…まあどっちにしろ今は絶版のようだ。




