イングロリアス・バスターズ

一見「第二次大戦を舞台にしたおバカ映画」に見えてたし、もちろんそういう側面はある映画なんだけど、宣伝のビジュアルなどで見た目で判断しちゃってた感じです。もしかすると『キル・ビル』以降、タランティーノを舐めてたのかも。ヤツはそんなに甘くなかった!
表面的にはコミカルなシーンも多いけど、過去のタランティーノ映画で素晴らしかった「緊張感のある会話」シーン、ああいうの結構あります。そして同時に、普通に考えうるお話の流れを、オチのない暴力で徹底的に破壊する。容赦無く。でもその積み重ねが最後の舞台となる映画館の一点に収束していく。この凝縮感が本当にすごくて、まさに圧巻。そしてもちろん、オチが単純なカタルシスのわけもなし。
ある意味、ブラピの首にある「線」が唯一気になった映画。冗談じゃなく本当に。なんだありゃ?手術でもしたのかな。理由とか原因とかは詮索する気はないけど、内容に関係ないくせに目には入るので気が散ってしまう。作品としての欠点になってると思う。
