デザインのデザイン
デザイン。今となっては漠然としすぎていてとらえどころが無い、せめて対象をはっきりさせてくれないと…みたいな言葉です。と、何となく、誰ともなくに思わされてしまってますが、本来はこの一語で全部表現してしまって良いのかもしれません。この本はそこにストレートに向き合っていて、それを言語化する事にかなり成功しています。あまりにすんなり入ってくるので、当たり前じゃん!とか感じるくらい。今後デザインを学ぶ/論じる上でのベースにして良い本なんじゃないかと思います。
もう一つ、今後の日本はどうあるべきか?という軸があって、言葉は全然違うけども要約すると、日本という国の性質/立ち位置を考えると、デザインの果たす役割は最重要である。モノづくりのレベルはその母集団(日本)のレベルに比例する、がゆえに日本人の「モノを見る目」のレベルをどんどん引き上げていかなければいけないし、デザイナーはそういうものを作らなければいけない。逆に日本人の「目」のレベルが下がれば、デザインというものが商品である以上、その「目」に心地よいものが売れるわけで、必然的にデザインのレベルが下がっていく、というような事です。
実は100円ショップがどうにも嫌いで(笑)。もちろん100円がお得な商品を買うには良いし、面白い商品を発見できたりもするんだけど、それでもあの存在は非常に残念。こんなところに入っちゃだめだ!と、こんなもん買っちゃだめだ!と言いたくなる。という事はまぁたまには利用してるって事で(笑)…むしろ違う意味では好きというか。例えば100円ショップじゃないけどドンキは嫌いじゃないし、この辺もデザイン/編集/切り口の違いと言えそうです。
副読本に(笑)。コストパフォーマンスの高い本です。
原研哉氏が「もの書きの原田宗典氏」と「プロダクトデザイナーの深沢直人氏」に再読を勧められたという本。そのうち読んでみるつもり。

