レスラー
この映画、ちょっと普通じゃないです。たぶん他の人が主役であってもすごく良い映画なんだと思うけど、それがミッキー・ロークとなると意味が違う。べつに彼のここ最近の背景とかすっとばしても、その主演映画という“だけ”で、もはや映画としての格が違うわけで…ま、要はミッキー・ロークが好きだと。もちろん老けたし、顔が変わってしまったし、表情もうまく作れないようだけど、でもやっぱり何故かカッコいいし、ものすごく魅力がある。
同じタイプの映画はもちろん『ロッキー』。見た目が似ているスポーツを題材としてるのもあるし、そして主演俳優個人の魅力によって200%くらいオーバードライブしてるという意味で、あの傑作と双璧をなすんじゃないかと。格闘技モノとしてのディフォルメが上手くいってるのも同様で、『シム・シティ』の時も思ったけど、ミッキー・ロークってここまでヘビー級だったか?ってくらいデカく見えるし、レスラーらしい。トップロープでふらつく以外は(笑)
プロレスの裏側を描いているという意味でも、すごく面白い映画。ただし、それなりに想像はできるし、知ってもいたとは言え、映像として見てしまうと決して後には戻れません(その部分をテーマにした傑作ドキュメンタリーがあるらしいですが未見)。同時にレスラー同士の心の交流なんかも描かれていて、それを見られるのは嬉しいという、まさに両刃の剣。ある意味18禁にしてもいいかも。それ以下は純粋にプロレスを楽しむべし!
ミッキー・ロークは昔の自分にとっては、まさに憧れの対象ってやつでした。それは傑作(ミッキー・ロークがキマってるという意味で)しか見てなかったから、より純化した形でカッコよく見えてたんだろうとは思うけど(例の「猫パンチ」とやらは見てもないし今さら見たくもない)、やっぱりカッコよさでは当時の外人男性俳優中No.1の存在。『ジョニー・ハンサム』見た後で「これだ!」って感じで髪を結んでみたりとか。